歌を聴き終わって会場は一瞬シーンとなった。 そして歓声が包み込む。 姫の頬には冷たい感触がした。 それを感じて頬に触れると涙が流れていた。 「あ…あれ?何で…」 涙を流す理由が判らなかった。 嬉しいのに涙が流れる。 「桜。笑って」 緑が言ったその言葉がいつもより優しかった。 涙を拭って笑顔を見せる。 その笑顔を見て4人も笑った。 「って事で、この歌はもう歌う事は無いけど皆の心に残ってくれると嬉しい」 「皆スマイルで」 「笑顔が一番だからさ」 「僕達は永遠だから」