次の鳳明が喋りだした。 「ハッキリ言って練習時間がそんなに無かったから失敗するかも知れない」 「けど頑張るから」 日向の言葉は凛としていた。 「最後まで聴いてよ」 いつにも増して真剣そうな小鳥の顔付き。 緑は3人の顔を見た。 3人は頷く。 それを見て静かに口を開いた。 「気持ち」