似合いすぎてるだけに何も言えない。


「似合ってますよ。凪斗先輩」


姫は皆が何も言えないのに気付かないでサラッと言ってしまった。


「ありがとぉ♪ひーちゃん」


そう言うと凪斗は姫に抱きついた。


小さい姫とでさえ、身長差は10㎝以上。


抱きついて、緑達を見つめ姫に聞こえないようにこう言った。


「コレぐらい出来るようにならないと駄目だよ」


それを聞いて停止した。


やはりこの人は侮れない。


全てを知られている感じがした。