「学園長か…」 「流石ですね」 笑顔で答える姫。 ただ凄いとしか思っていないからだ。 「煌紅」 その時、澄んだ声のハスキーボイスが聞こえた。 振り返ると、そこには1人の者が立っていた。 「霧々」 「何処まで客を集めに行ってんだ。テメーが戻って来ないから客も帰らずに入浸ってんだ。テメーの後始末は自分でしやがれ」 いつにも増して毒舌。 きっとコレには理由がある。 霧々がいつもより毒舌な時は… 「ヤキモチ?」 そう呟いた。