緑の言葉を聞いて姫は完璧に目を覚ました。 「あ゛っ!!今、何時ですか!!」 「7時半」 緑は時計を指差して言った。 「早く仕度しないと!」 「コレで先輩が出来るのかね…」 溜め息をする緑。 「出来ますよ!有栖川にいた時は出来てたんですから」 姫は言った。 「そうだ、Dクラスはクラス替えないから」 「無いんですか?」 姫は不思議そうに言った。 「学園長の都合だろ」 「あの人は面白い事大好きですからね…変えたくないんですよね。それに、Dクラスは特別なんでしょうね」 「確かにな」