その様子を、見ている2人組。
「七色…そんなに№4が嫌なんだ」
「だろうな」
緑とレンは2人で接客中。
「ヨウと輪廻はどんな事が好きなの?」
1人の女性が訊いて来た。
「俺は仲間が好きだな」
「仲間の為なら何でもするよ。コイツ」
サラッと冷たい声で言うレン。
でも、緑は何も言い返さない。
お客さんが傍にいるのに、取り乱すのは良くないから。
「俺は笑顔…かな」
少し照れくさそうに頬を赤らめた。
いつもと違うレンがそこにいた。
「笑顔?」
女性は首を傾げる。
「ある奴の笑顔がスゲー眩しくて、小さい頃から笑顔が好きになった」
それは確実に姫の事を言っている。
大切な大好きな人。


