「桜、持つよ」 緑は上に乗せられていた荷物を4~5個持った。 そしたら、姫の顔が見えるようになった。 「ありがとうございます、新川」 ニッコリ笑顔で微笑んだ。 「にしても、随分あるね」 彗が荷物の多さに驚きを見せる。 「学園長に言ったら沢山くれたんです」 「でも、その代わり面白いモノにしろって」 姫と日向は荷物を下ろす。 「…学園長らしい」 「大変だネ」 皆、溜め息をついた。