「じゃあ、次は緑と桜」





「ようこそ、Ala Dell'Angeloへ」


爽やか笑顔の姫と緑。


「ご指名、ありがとうございます。沙久です」

「ヨウです。ご指名感謝します。初めての方ですよね」


沙久が姫、ヨウが緑。


「遠くから見た時より、可愛いのね」


先程同様、霧々は姫の顎をくいっとあげた。


「いえいえ、貴方の方が可愛い…いえ、綺麗ですよ」


ニッコリと微笑みながら言った。


「こちらの方は、凛々しい顔立ち」

「そう言ってもらえて光栄です」




「はい、ストップ!」


また、鳳明が止めに入った。


「今度は何だ?」

「緑が少し、ぎこちない」

「あっ、やっぱり」

「桜は完璧だよ!何、ホスト経験あり?」

「いつも通りやっただけですよ」


姫の笑顔は男性だけでなく、女性にも効果的面。


天然ホストは無敵です。



結局、姫以外は皆駄目。

こんなんで、大丈夫なのだろうか。