「…ってのが解ってればカナ」 「お前は何で、そんな事を知っている」 「凄いでしょ」 噂好きであり、情報屋。 それが、秋津 鳳明。 「でも、そこまで本格的にやるんですか?」 姫は首を傾げる。 これは、高校の学園祭。 そこまで本格的なホストを演じる必要はない。 「まぁ…そうだな」 「自分なりのホストでいいんじゃない?」 彗は静かに言う。 「自分の個性を出せばいいんだ!それば、一番」 「ですね」 ニッコリと微笑む姫。