3人は少し止まってから、慌てて病室に入った。


「何で!瑛兄ィは!」

「確かに此処にいたのに」

「父さんと母さんは」


3人は慌てふためいた。








ドアの前に、父と母がいた。


「父さん、母さん!瑛兄ィ…何所に行ったの」

「もしかして目が覚めたとか」


母は首を横に振った。


「じゃあ…何で、いないの…」

「……」


母は何も答えなかった。


それで、3人は悟った。



兄は…死んだ。