stage34 消失 +*+ 此処は、瑛歌の病室。 そこに頌歌と双子がいた。 兄は目覚めないまま寝ている。 その時、両親が病室に駆け込んできた。 「燦歌!繭歌!頌歌!如何いう事なの!」 「如何して、瑛歌がこんな事になってるんだ」 父と母は叫んだ。 目が少し、イっている。 「…私のせいなの」 小さな声で呟いた。 「頌歌?頌歌のせいって如何いう事?」 「ストーカーが瑛兄ィの事を私の恋人だと勘違いして…それで…瑛兄ィが…」 涙を堪えながら震えた声で言った。