「私のせいで、瑛兄ィは刺されたんだ!全部、私が悪いんだ…私のせいで…瑛兄ィは…」 頌歌は座り込んでしまう。 「頌歌のせいじゃない、悪いのは犯人だ」 「嫉妬に狂った犯人のせいだから、頌歌は悪くない」 燦歌と繭歌は言う。 「私のせいだ…私の…」 でも、頌歌の耳には届いていない。 自分自身を追い詰めた 私のせいで兄は刺されたから 何で兄を刺す 私が刺されれば良かったんだ そうすれば、兄はあんな風にならなかったのに