「良かった…琴深は平気か」 「平気だよ。姫さんが護ってくれたから」 琴深は言いました。 「金本…何してんだ、お前は」 緑は低い声で言う。 「呼ぶ手間が省けたな!お前を倒すぜ!お前等、出番だ」 陽絽の声と共に大勢の男達が青葉に入って来た。 「この大群に、お前は勝てるのか?たった1人で」 「1人じゃないさ、仲間がいる」 緑は静かに笑った。 「ハッ、まぁ、良いさ。殺れ、お前等」 一声に、緑に襲い掛かった。