その時、琴深の頭を撫でた。


「お兄さんの事が心配なら、いずれ会いに来るといいですよ…真実を伝えに」 


そう言い残し、新川家を去った。









「―…って事です。だから私はお兄ちゃんに真実を伝え、そして謝りたいんです」


琴深は言いました。


「そこにも、学園長が関係してるとは…驚きですね」


姫は言いました。


「私、お兄ちゃんに謝れますかね?」

「大丈夫ですよ、謝れます 絶対」


笑顔で姫は言う、その笑顔を見て琴深は安心した。