「姫さん、凄いですね。椎様達に様付けで」

「もう、ずっとですからね。それに、可愛いじゃないですか」


姫は笑顔で言いました。


「姫様。何かあったら言って下さいね スグに来ます」

「カッコイイですね、椎は。でも、自分は本物の姫じゃないんですよ」


姫は言った。


「「名前も、姫だから良いんですよ」」


アルファとベータは言った。


「琴深ちゃん、教えて下さい 理由を」


姫は、琴深の瞳を見て言った。


「…解りました、話します…でも、此処では…」

「じゃあ、外に行きましょう」


一同は学園の外に行った。


その様子を緑は、じっと窓越しから眺めていた。