stage25 消えかけた罪悪感










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陸上部に入って姫は、あっという間に有名になった。


大会に出れば必ず優勝。


そのおかげで、陸上部には沢山の人が入部した。





「姫、調子は如何?」

「まぁまぁですよ。夜叉先輩」


今日は、大会がある日。


皆、緊張しています。


「あたしも頑張って勝つよ」


夜叉は長距離選手。


「最後の大会ですからね」

「コレが終わったら引退だからね」

「ハッ、負けろ負けろ!!負けてしまえ」


観客席から声がした。