「バスケ経験あるか?」 また同じ様な質問。 「無いです」 「経験なしで、あのシュートは凄いよ」 また別の人がやって来た。 同じ様な顔をしている2人。 「僕は、扇 セン。男子バスケ部部長」 「私は、扇 リン。女子バスケ部部長」 同じ苗字。 「センとリンは双子だよ」 夜叉は言いました。 「あっ、夜叉。この子はウチの部がもらうよ」 「先に勧誘したのはあたしだ」 「あの…まだ、何所にも入るなんて言ってないんですけど」 姫は言いました。 今度は野球ボールが飛んできた。