そう言って、サッカー部の人が沢山姫の周りに群がってきた。
「無いですけど…」
「才能あるよ!女子だけど良い選手になれるはずだ。サッカー部に入ってくれ。俺は、サッカー部部長 林道 愁斗だ!」
愁斗は言いました。
「自分、陸上部にも誘われていて…」
「陸上部!?また、お前か!金色 夜叉!!」
愁斗は叫んだ。
「残念、今回はあたしの方が先だよ!林道 愁斗」
言い合う2人。
「仲が良いんですね」
姫は言った。
「「良くない!!」」
「息ピッタリですよ」
「「真似するな!」」
何気に仲良し。
その時、姫の足元にバスケットボールが転がってきた。
ボールを手に取り、キョロキョロと辺りを見渡す。
「わるい!投げてくれ」
20m程先には、外練習しているバスケ部員がいた。
姫は言われるがまま、ボールを投げた。
綺麗なフォームでボールはゴールにスポッと入った。
それを見て、そのバスケ部員は固まった。
他のバスケ部員が駆け寄ってくる。


