その光景を見ていた1人の生徒が姫の元に向った。 「君、今まで何か運動していた?」 「何もしてませんよ」 姫は答える。 「君のその走りは凄い!。回、計らせてもらってもいい?」 「いいですけど…遅いですよ」 「じゃあ、体操服に着替えて」 姫は体操服に着替えてグラウンドに戻って来た。 「じゃあ、100m走ってくれる?」 「はい」 言われたとおり、姫は走った。 風が起こる。 あっという間にゴールした姫。 そのタイムは… 「…ありえない、1年がこんな記録だすなんて」 タイムは、10.54。