それを聴いて、本当の事だと思う女の子。


2人は、引き離せないほどの大きな絆がある。


女の子に入る事は出来ない。


しばらくして、姫の家族は引越しする事になった。


父親の転勤だ。


最後の挨拶をする為に、桜家は明日音家に来ていた。


「長い間お世話になりました」


姫の母は言いました。


「いえいえ、こちらこそお世話になりました」


レンの母は言った。


姫とレンが生まれる前からの付き合いです。






「…姫、本当にお別れなんだね」


レンは悲しそうに言いました。


「そうですね…」


姫も悲しそうに言った。


「ずっと一緒にいれると思ったのにな…」

「…レン、ゴメンなさい」


姫は謝った。


「如何したのさ、急に」

「右目を…奪ってしまって…自分のせいで…レンは…」