場所は何処かの倉庫。


そこには、さっきの3人組と姫がいた。


姫は縛られて横たわっている。


「この餓鬼…散々てこずらせやがって…」

「餓鬼の強さじゃないだろ」

「何者だよ…」


腕を押さえて犯人は言った。


皆、顔を怪我している。


血を流していた方は、3人組の方。


8歳の少女にココまでやられるなんて、どんな大人だ。


「大人が自分に怪我をさせられたなんて、メンツがないですね」


気絶してると思っていた姫が喋った。


姫の方は全く怪我をしていない。


「その口、聞けないようにしてやろうか」


男は言った。


「遠慮します」

「なぁ、もう殺しちまおうぜ」


「いや、まだた!此処まで俺達を馬鹿にした餓鬼は初めてだ…それに、もう警察に連絡もいってるだろ。だから、コイツを人質にして金を巻き上げる」


男は言いました。