~一年後~

姫・レン 8歳



「失礼します、姫いますか?」


レンが姫の家に入って来た。


「いますよ」

「あのさ~…ッ!?」


姫の姿を見て、レンは驚いた。


「如何かしましたか?」

「何…その髪」


レンは指差して言った。


「カッコイイでしょ。赤メッシュ」

「何でそんな事したの?」

「レンちゃんに護られてばっかじゃなくて、1人でも平気になる為にです」


姫は言いました。


「赤は目立つよ」

「レンちゃんの白い髪程じゃないですよ」

「コレは生まれつきなの」


レンは言いました。


「すぐに、レンちゃんを見つけられていいですけどね」


姫は笑顔で言った。


その笑顔を見てレンは顔を赤くした。