コレは紛れもない。
先生達の声。
「なっ、何でこの会話が…」
焦る先生達。
「まさか、天月!!お前が学園長と組んで…コレだから、Dクラスの問題児は」
「組んで?それは、違うな…僕は学園長と組んだ憶えはないよ。僕は、あの時から学園長を尊敬して忠誠を誓っているんだ…だから…この人を青葉学園から消させはしない!!」
凪斗はハッキリ言った。
コレは本当に凪斗なのかを疑う程に男前。
そして、あの時とは一体何なのか。
更に凪斗の謎を膨らませる。
「貴方達の陰謀はずっと前から気付いていましたよ。私が気付いていないと思ってたんですか?クハハ、そこまで莫迦だったんですか。証拠を沢山つかむ為に、長年放置していましたが…」
そう言いながら右手で顔を隠した。
そして、手を下ろすとその目は今迄以上に怖かった。
「もう、限界です。嘘を教えて、真実を教えない…教育者として最低最悪です。オマケに、私をこの学園から消そうとする?ふざけるのも大概にしろッ。貴様は私を莫迦にしているのか。そうだ、貴方達は有栖川の理事長を知っていますか?」
黒く静かに言った。
「有栖川学園理事長と言えば…教育者として誰もが憧れる存在で顔を知る者はいないと言う…」
先生の1人が言いました。
「私は、青葉学園長であり創立者…そして、有栖川学園理事長…王ノ宮 歩夢だ。貴様等は、私の怒りをかった…その報いを受けるがいい!貴様等全員、クビだ」
冷酷に言い放った。
「さぁ、改めて言います…総合優勝はDクラスです」
「…勝ったんだ…」
緑は言いました。


