「ふぇっ!?自分ですか!?」
姫は驚いた。
「姫は、リレーの絶望的状況を打ち破り、誓っていた事まで破ってまで勝とうとした。その心は、凄く大きい…だから、個人優勝は姫 貴方です」
学園長は言った。
「何で、誓っていたって事を知ってるんですか…」
「私を誰だと思ってるんですか?学園長の王ノ宮 歩夢ですよ」
「ありがとうございます」
「コレが、賞状です」
姫は賞状を受け取った。
「次は、総合優勝の発表です!総合優勝は………」
皆、ドキドキして待つ。
「…クラスです」
肝心の部分がよく聞こえない。
「学園長!聞こえません」
緑は言った。
「何回も言わせなくても解るだろ!優勝はAクラスだ」
先生は言いました。
「…如何して、聞いてもいないのに優勝がAクラスと決め付けるんですか?」
学園長は静かに言った。
「そんなの、ずっと前から決まっていた事じゃないですか。それに、そうなる風になっているんだから!…あっ」
先生はうっかり、言ってはいけない事を言ってしまった。
「今の発言、如何いう事ですか?」
学園長は黒い笑みで言った。
「そっ…それは…」
「他の先生方も答えて下さい(黒笑」
どす黒い笑顔で言った。
「「「「「……」」」」」
黙り込む先生達。
「答えられませんか…凪斗」
学園長は凪斗を呼んだ。
「はーいvVコレを、どーぞぉ」


