「よしっ!!なら二人共さっさと朝飯を食べるんだ」 「「…………はい」」 十夜と理緒は、自分が座っていた所に戻り……おとなしく少し冷めた朝飯を黙々と食べる。 日向が空になった鍋を片づけながら、十夜に小声で話しかけた。 「……十夜、いくら理緒が昨日の事を憶えていないからってアレはないだろ」 「あぁ、……悪い」 一気に朝飯を食べきった十夜が、小声で呟いた。 早々と朝飯を平らげた三人は、荷物を背負い、再び白山を歩き出した。