罪線シンドローム

「じゃあ、僕の味方になってくれるかい?」


あたかも、私が間違いなく彼の味方になるであろうという様な言い方に、私は選択肢を失った。


……私は為す術もなく、首を縦に振る。


きっと、この選択は、私自身を地獄に叩き落とす。そんな事は百も承知。解っている。


でも、断れない。
断る権利はあるが、断れなかった。


断れば、嫌われてしまう。
きっと恋は、こうなのだ。
嫌われないように、繕うのが恋なのだ。