心の声

ドアを開けると、案の定、2人は怖い形相で睨みあっていた。


突然ドアが開いたからなのか、一瞬、2人は黙って、こちらに目を向けて、



「マチ、早くご飯食べて、用意しなさい。」



さっき聞こえてきたままの口調で、ママはそう言った。


私が、何か悪い事をしたみたいで、怒られている気分になる。


パパも、ママと同じ口調で私を怒るかのように言葉をかける。


毎日、毎日、最近は言い争うばかりで、もう、この家族にもうんざりしていた。


私は、テーブルのお皿の上に置いているトーストをかじりながら、逃げるように自分の部屋へと戻った。


いつから、こんな家族になったんだろう…。


家に居る事が、私を徐々に苦しめていく。