ギャーギャー泣いていたカンナが急にぴたっと泣き止み

それと同時に息をしなくなった




頭が真っ白になる



こんな時、看護師していても何もできないって感じた




カンナを抱きかかえ、急いでいつもの病院に急ぐ


タクシーで向かう間、ユウが主治医に状況説明をする


みんなも一緒にカンナの安否を心配して病院に向かってきてくれていた



そんな声も今の私には聞こえない



ただただ胸の中にうずくまる愛しい我が子がどうしたら息をしてくれるのか

どうしたら目を開けてくれるのか


小さくなっていくカンナをギュッと抱きしめながら考えていた