平安物語=短編集=【完】




それからは少しずつ快方に向かわれて、 文月には院の御所にお戻りになる程になられました。

危ないところは越えたと、安堵致しました。

だって、姉上はまだ三十四歳です。

もしもの事があるには、まだ若すぎます。