そこで下ろされて、優しく髪を撫でられます。 世間知らずの私にも、このままではどうなるのかくらいの察しはついて、わなわなと震えておりました。 「わ、私は…東宮様への入内が決まっております…っ」 消え入りそうな声で必死にそう申し上げますと、帝は表情を曇らせて「二の宮の…」と呟かれました。