「おーい、茅紗、若葉!」


くるっと振り返ると、ジャージに着替えた浩介が私達の元へ歩いて来ていた。


「浩介おそーい!もう部活始まるよ!」


「わりぃ、わりぃ!じゃあ、さっさと行こうぜ!」


「浩介くんが遅れたくせにね。」


「茅紗…お前、言うようになったな…。」


「ほら、二人とも!早く行くよ!」


私達は部室へと一気に駆け出した。
この3人のいつもと変わらない大事な日々が、続いていくんだよね。


fin