LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)



結局、俺が登校できたのは、それから3週間後。


クラスではすでに仲良しグループというものが出来上がっていて

遅れて入学した俺は、完全に浮いた存在だった。



そして俺はそこで

子どもの無邪気さと、残酷さを知ることになった。



「なぁ、お前ってなんで、入学式こなかったの?」


「いいな~。私もアキくんみたいに、学校休みた~い」



何も知らずに勝手なことばかり言う、クラスメイトたち。


でもあいつらだって、悪気はなかったんだ。

小学一年生が、他人の病気のことなんか理解できるはずがない。



だからこそ、怖かった。



俺は不用意に傷つけられないよう――


子供心に

鎧をまとった。