LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)


近づいてくる佐山さんの足音。


取り巻きの男たちは、俺たちから離れる。



あたりが静かになったとたん、さっきまであまり感じなかった痛みを、体中で自覚した。



俺は倒れたまま肩で息をした。


発作は……大丈夫だ。


意外と頑丈じゃん。

俺の体。




「お前ら、ムチャするなぁ」


佐山さんの声が、なんだか遠く聞こえる。



「いい親友を持ってんじゃねぇか」



それは、俺と健吾のどちらに向けて、言った言葉だろう。



俺の意識はそこで途絶えた。









頬にひんやりと心地よさを感じて、俺は目を覚ました。



「……健吾?」



どうやらここはまだ、さっきのゲーセン裏らしい。



「おお、起きたか」


「え……? うわっ!」



あわてて体を起こす。


あろうことか、健吾の膝まくらで寝ていたことに気づいたからだ。