LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)


もう逃げ場はない。



プー、プー、と機械音の鳴る携帯に、俺は


「失礼します」


と嘘のあいさつをして、健吾に携帯を返す。



「佐山さん、何の用だって?」


「ん? あ~……こんどまた健吾と遊びに来いって」


「そっか」



俺の言い訳に納得したのか、健吾はそれ以上追及してこなかった。








「……ちょっと眠くねぇ?」


30分ほど時計の針が進んだのを見計らって、俺はそう言った。



「寝るか、アキ?」


「んー。悪ぃな」


「じゃあ俺もそろそろ帰るわ」



立ち上がった健吾に、俺は手を振って布団をかぶる。



そして健吾が家から出て行ったのを確認すると

むくっと起き上がり、佐山さんの待つゲーセンに向かった。