「アキさぁ、佐山さんどうだった?」
健吾の口からいきなりその名前が出たので、青くなる俺。
「どうって?」
「昨日初めてしゃべってみて、やっぱりカッコイイって思っただろ?」
「ああ……うん」
俺の返事に、健吾は表情を明るくした。
「だよなー? 佐山さんって一見怖そうだけど、それだけじゃねぇんだよ。
すげぇ男らしいし、マジで憧れるんだ」
……早く話題を変えたい。
内心そう思っていると、タイミングよく健吾の携帯が鳴った。
俺は一瞬ホッとして
だけど次に健吾が言った言葉で、全身が総毛立った。
「あ、佐山さんからだ」



