LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)


まあとにかく携帯は返したんだし、これで一件落着か。


なんて考えは、甘かった。



「……えっと。
帰んないんスか?」



携帯を受け取っても立ち去ろうとしない彼女に、俺はダメもとで尋ねた。

すると、


「そんな冷たいこと言わないでよ~。せっかく来たのに」



問答無用で追い出したいところだが、ここはガマン。

相手は一応先輩だし、しかもあの佐山さんの彼女なんだから。


俺は渋々、彼女を家に上げた。



学生は今日から春休みだけど、親は普通に仕事に行ってる。

共働きのうちには、このとき俺しかいなかった。