「あれ? 今日は友達も連れてきたの?」
俺を見てそう言う、佐山さんの彼女。
「はい。俺の幼なじみの、アキです」
と健吾。
いきなり話題にされた俺は、軽く会釈する。
すると。
「知ってるよ~。てか、あたしの周りで狙ってる子多いし!」
佐山さんの彼女はそう言いながら、俺の方に寄って来た。
「月ちゃんもカッコイイけどさ、この子はキレイだよね~。年上にモテる感じ」
無遠慮にジロジロと見つめられ、居心地の悪さを感じた。
でも佐山さんの手前、むげにできないし
かと言って愛想よくもできない。
俺は適当に会話を流し
夜の9時ごろ、家路についた。
携帯の音が鳴り響いたのは、深夜のことだった。



