……そう言うお前は、体育になるとクラスで一番はりきってたよなぁ。 前を歩く健吾の背中を見ながら、俺はガキのころの光景を思い出した。 いつもみんなの中心で いつもみんなを引っ張って そしていつも 俺より少し前を歩いていた健吾。 いつだって俺は、そんなお前の姿を見ていた。 そう。 ずっと。 ずっと見てきたんだ――