LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)


「てかさー、やみくもに待ってて会えんのかよ」



終業式を終えて帰っていく、桜中の生徒たちにジロジロ見られながら

俺はあきれたように言った。



「んー、何とかなるだろ。外見の特徴は知ってるし」



あくまで楽観的な健吾に、ため息をつく俺。



「で、そいつの名前はわかってんの?」


「ああ。“松岡信之介”」


「時代劇みてーな名前だな」


「まわりからは、あだ名で呼ばれてるらしいぞ。
たしか――」




「シン~!」



遠くで響いた女の声に、俺たちは顔を上げた。



「あ、あいつだ!」


声の方を指さして健吾が言う。