LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)


正直、複雑な気分だった。


健吾があの佐山さんに憧れていると知って。


いや、男なら誰でも、多かれ少なかれ、あの強さに憧れるのかもしれない。


強靭な肉体も

他を圧倒する力も


こんな俺には、決して手に入れられないものだ。


そしてきっと

健吾には可能なものなんだ。



――『佐山さんって、まじでカッコイイんだぜ』



じゃあ俺は? 


健吾から俺は、どう見えている?



すぐ目の前にある健吾の背中が

やけに遠く思えた。








桜中に到着すると、俺たちは校門の近くで座りこんで

噂の“すっげーケンカが強い、俺らとタメの男”を待った。


……どんな奴なんだろう。

やっぱり佐山さんみたいな感じかな。