LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)


「アキ。桜中に行くぞ」



突然、隣の中学の名前を出した健吾は

見慣れない原付に乗って俺を手まねきした。



「桜中? なんで」


「俺らとタメで、すっげーケンカの強い奴がいるんだってよ」


「ふーん」



つまりはそいつを見てみたいってわけだ。



健吾は別に、昔でいう番長タイプでもなければ、ヤンキーってわけでもないけれど

自分が一番でなければ気がすまない、要するにガキ大将タイプだった。



ケンカも遊びもスポーツも、あいつは一番にしか興味がないんだ。



「行くぞ、アキ」


「あいあい」



俺は渋々、そのポンコツ原付のケツに座った。


思えばこれが、健吾との初2ケツ。



下手くそな運転で、原付は発進した。