「決めた。今晩、ミヤビに電話してちゃんと言う」
「ああ」
「やっぱ俺にはまだ、恋愛とか早ぇんだよ。
アキといる方がずっと楽しいもん」
「ああ……そうだな」
……このまま、変わらずにいられたらいいのに。
ふいに、そう思った。
いつまでも、いつまでも
この関係でいられたらいいのに。
だけどいずれは俺たちも
子どものままじゃいられない日がやって来る。
そのときが来たら、きっと
俺は今のように、健吾の隣にはいられないだろう。
走ることすらできない俺は
健吾に置いていかれるだろう。
なあ、健吾。
俺がお前と対等でいられるのは
あとどのくらい――?



