LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)


「はいはい」


俺の言葉を真に受けず、サラッと流す菊池。


その反応に、俺は満足する。



【橘アキはサボり魔】


【ちょっと変わり者だから、無断欠席もしかたない】



そんなイメージを自ら、周りに植え付けるように

俺はずっと振舞ってきたんだ。


そうすれば、俺が走れない本当の理由を、誰も追及しないと思ったから。



“走れない”のではなく

“走らない”だけ。



そんなイメージで見てもらえるように、いつも涼しい顔をして

感情を表に出さず、淡々と過ごしてきた。



いつの間にかそれが、自分の性格になっていた。