LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)



……ガサッ。



後ろで草が揺れる音がして、俺たちは同時にふり返った。



やわらかい月光で照らされた山道に

それはいた。



「あ……あぁぁっ!」



ほんの一瞬の出来事。


俺たちが叫んだときにはもう、それは素早い動作で地面を這い、草むらへと隠れていった。



「み、見たか!? アキちゃん!」


「うん、見た!」


「今のって……」



『ツチノコ!?!?』



みごとにハモったふたりの声が、夜の山に高らかに響いた。