「わかってるよ。それに俺、別に健ちゃんを助けに来たわけじゃないし」 「へ?」 「ツチノコを探しに来たんだよ」 それはとっさに出た嘘だったけど 健吾の小さなプライドを満たすには、充分だったようだ。 「そ、そっか! アキちゃんもやっぱり、ツチノコ見たかったんだな!」 「うん」 「今日は残念だったけど、次こそ絶対に捕まえようぜ! 俺とアキちゃんのふたりでさ!」 「うん」 健吾は俺の手を握ると、足のケガも忘れ、嬉しそうにとび跳ねた。 そのときだった。