LIFE!(LOVE and DAYS・番外編①)


健ちゃんの声だ!!


俺はその方向に走り出そうとして、とっさに足を止めた。



「怖いよぉー……助けて」



それは、俺が初めて聞く、健吾の泣き声だった。


後にも先にも、健吾が泣いたのを見たのは、このときだけだ。




「……お父さん。お母さん。せんせぇ。神様ぁ」



思いつく限りの名前を呼び、助けを求める健吾。



泣くところなんか想像もできなかったあいつが。


いつも強気で

みんなの人気者で

遠い存在になったと思っていたあいつが――




「助けてぇ……アキちゃん」



「……っ」




「アキちゃん……

……アキちゃーん!

助けて!!

アキーーっ!!」