私は家まで帰り部屋に入る。

ケータイを見るけど和紀からの連絡はなかった。
♪♪♪♪♪~
いきなり流れる音楽に焦ってしまう。

和紀からと信じてる…。
………彩だった。

【今日はゴメンね…彩は美佐が言った事信じるよ…それでね植原から連絡あった?何か最近美佐が電話くれないから本当に別れた…って思いこんでるよ…美佐…美佐はもう植原の事嫌いになった?嫌いじゃなかったら電話してあげて…】

彩からのメールの内容は嬉しかった。

彩は私の事信じてくれるし和紀だってまだ私の事を好きでいてくれる。

私は彩に感謝のメールを送り和紀に電話した。

何を話せばいいのか悩んだ。

でも電話の先から出てくる和紀の声を聞いたらまずは笑顔になるだろう。