緑は男の顔の横を殴った。


緑の拳は壁に滑り込んでいる。


「鳳明の所に連れて行け…早くッ!!」


緑は叫んだ。


「は…はい」


その気迫に押され、言う事を聞いた。


こうして、緑は奴等が鳳明を捕らえている場所に着いた。


「此処か」

「はっはい!」


そこは、街外れの倉庫だった。


倉庫のドアは5m以上ある。


ドアには鍵がついている。


その鍵のせいで、ドアが開かない。


緑はドアに手をかけ、ドアを…こじ開けた。
敵の子分は驚いた。


普通の人間の力ではドアをこじ開ける事など無理です。


でも、それが出来たのは仲間を助けたいと言う緑の気持ちが大きかったからです。