「朔眞もいるんですね」


姫は玖流を無視した。


「ワテの事は無視でっか!酷いで~姫」


それでも、姫は玖流を無視。


だって、ポジティブで関西弁ってムカつきません?


「…歌が聴こえたから…」


今迄姫の問いには答えてくれなかった小鳥が。


「あっ、朔眞が話してくれました。少しは、自分に慣れてくれたって事ですか」


「…少しは」


小鳥は小さな声で言った。


「良かったです。自分、如何しようか悩みそうになりましたよ」


姫は笑顔で言った。