「あっ!」


姫が叫んだ。


「如何した!?」

「私のペットがいない!」

「ペット!?お前、ペットなんか連れて来たのか!?」

「手紙にはペットOKって書いてあったんですけど…」

「学園長だ…」


緑は呟いた。


呟いた時の顔がとっても暗く思える。


「あぁ、早く見つけないと…」

「探してやるから、ペットの種類を言え」

「猫です!猫」


姫は焦っている。


よほど猫の事が心配なのだろう。


「四葉寮の皆にも、探してもらう~?」


凪斗は可愛く首を傾げ聞いてきた。